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吉本興業で35年!竹中イサオの“泣く子も笑う”処世術-Vol.5

竹中イサオ

お笑いの総本山、吉本興業のプロデューサー生活13,000日、5,000人の吉本芸人と渡り合った竹中イサオの処世術コラム。社内外、業界内外からの悩みや疑問、提案に対してボケとツッコミでビシビシ返していきまっせ!

竹中 功(たけなか いさお)

1959年大阪市生まれ、吉本興業で約35年間タレント養成やイベント・映画製作を担当。数々の謝罪会見をこなした「謝罪マスター」でもある。

続)質問:「『売れる芸人』『売れない芸人』に法則はありますか?」(吉備津のサルさん)

前回に引き続き、芸人の売れる・売れないのお話です。

今日は、「売れるということ!」をお教えしましょう!

芸能の世界では「売れてる芸人」が持ってるものに、よく「色っぽさ」というのが言われます。「艶っぽさ」とも言いますな。歌舞伎などだけでなく、お笑いの世界でも同じようなことが言えます。

実はこれを持つ事こそが、「売れる秘訣」なんですね。

別に異性に惚れられるってことだけを言ってるのではありません。「魅力」と言い換えてみましょうか? それって滲み出るもんですよね。突然、身に付けられるものではありません。コンビニにも売ってません。それは、その仕事を長きに渡り続けていく中で、周りの人からの影響や、その人自身が目指すものがどんなものかによって現われ出るものなんですな。いくら年季が入っていても、色も艶もない人もいます。

逆に、中にはキャリアがない若手芸人でも「華がある」と言われる人もいてます。それは見た目や可能性、先輩や後輩の中での振る舞い、話し方や仕草などから醸し出されるエネルギーみたいなもんでしょうか、そういう魅力や雰囲気を感じさせる人がいてます。

これ、エンジニアとかIT業界には関係ないと思てませんか?

実は関係あるんです。

社長も従業員も、会社に惚れ、そんな「魅力」や「華」のある会社は強いんですよね、どことは言いませんがね・・・。仕事とプライベートを両立させてる人、「魅力」ありますよね。その「魅力」を少し変化させて「個性」と言い換えて眺めてみましょうか?

従業員は社長や会社の「個性」に魅せられ働くのです。ユーザーはその会社の「個性」に魅せられるのです。そしてその結果、会社は社会に貢献をもたらし、利益も得て成長しますねん。

ところで話は変わりますが、ヒットが生まれる構造の多くは、小さく火が着いて、ジワジワと、そしてでっかく燃え上がって行くものですわな。それが一気に燃え上がり、そしてすぐに燃え尽きる場合が、前回のコラムの「吉備津のサルさん」の質問にもあったように「一瞬売れるけど売れなくなる芸人さん」。そしてチロチロと長い時間、燃え続けているのが「長く売れ続ける芸人さん」ですね。

一瞬であれ、長期であれ、「売れた」ことのある人はほんの一握りです。しかし全員が手に入れたいものなんですな。全員が登りたい山なんですな。

吉本興業だと、明石家さんまさんやダウンタウン、今田や東野、ナイナイなどなど、目の前にトップランナーがいてるのです。
多くの若手はその人たちに生で触れ、その先輩の「笑い」で震えさせられた経験を持ち、だからこそ一途に、その山を目指そうとします。

険しい山ですが、何人もの先輩が登って成功を手に入れたのを目にしているので頑張れるのです。その山が、絵空事ではないからです。

スポーツの世界でも似たようなことを聞きました。イチローさんとキャッチボールした思い出が忘れられずプロを目指した人や、プロレス会場でA猪木さんを見て、プロレスラーにはなれなかったが格闘技の世界の事務方になった人など、目の前で見た「ホンモノ」は、ものすごくいい刺激をくれるものですわ。

ここで、成功する秘訣をお教えしましょう。

実はそれはここでは簡単に書ききれません。答えは一つではないからです。その人の主義や方向性、持つ能力、持つコンセプトなどによって様々なことが考えられるからです。

時々、「人気が出ないのは他人のせい、人気が出たのは自分のせい」と言う人もいますが、「人気が出ないのは自分のせい、人気が出たのは他人のせい」が正しいのです。クールな話ですが「世間のニーズが優先」であることを忘れてはいけません。

これはどの職種でも一緒ですやろな。もちろんエンジニアの方々も、「請け負い業」だなんて割り切らないで、「私が必要とされとる!」というニーズ対応型になると、上昇志向になり、スキルもアップ、ギャラもアップ。好感度上昇! 人気芸人と一緒ですやん!

これは吉本興業の古い教えです。

「とにかく笑かしたらええねん。笑かすことだけ考えたら、それが稼ぎに繋がりよる!」と言う考え方です。

そして最後に、「運」を持っている人が勝ち残るのです。

残念な話ですが、参考に。
朝の集合時間に、電車の延着のため、その時間に遅れた者と遅れなかった者がいたとしましょ。私が彼らを引率して現場に行った時、発注先の人から、「もう本番やから、ここに来てへん芸人、いらんわ。」と言われたとしましょ。悲しいですが、電車延着のために現場に間に合わなかった人の仕事は消えてなくなります。
そして私はその遅れてきた芸人に言います。「運があれば、延着する前の電車に乗ってたやろうね!残念やな。」と。

「運も実力のうち」。ここが肝やねん。

 

一回きりの人生、後ろを向いたら前には進まれへん、前向いて行こうや!


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