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「地方×リモートワーク」で“らしく”を実現する鍵は“オープンな雑談”と“前のめり姿勢”!~リモートワークジャーニー広島潜入レポート~

重村氏、松森氏、倉貫氏

左から、chatwork重村さん、サイボウズ松森さん、リモートワークジャーニー発起人 ソニックガーデン倉貫さん

 

「らしくの実現をサポート」するLASSIC(ラシック)だから、自分たちの「らしく」の可能性も追求したい―。そんな想いから、さまざまな「らしく」を研究し、レポートをお届けしたいと思います。

【リモートワーク編】第二弾は、地方だからこそリモートワークで面白いことができるんじゃないか?という想いで2016年6月25日に開かれた、『リモートワークジャーニー@広島』に潜入取材してきました。

地方のリモートワーカーの皆さんのリアルな意見から見えてきた、「“らしく”ワークスタイル」実現のコツをレポートします。

レポーター:八田 亜由子(はった あゆこ)

株式会社LASSIC IoEソリューショングループ所属。
個人の「自分らしさ」を大切にした生き方と持続的な社会を両立するための手段として、リモートワークに興味を持ち、研究中。倉貫さん主催のリモートワーク普及に向けたコミュニティ「リモートワークジャーニー」にも参画中。

潜入したイベントは『リモートワークジャーニー』

 

『リモートワークジャーニー』は、日本全国にリモートワークできる人や企業を増やし、誰もが自分らしい働き方ができる社会の実現を目指す人たちのコミュニティ。実現に向けて参加者全員で対話しながら考えるイベントの開催などを行っています。

 

「~自分らしい働き方の社会を実現するために~ リモートワークジャーニー」

https://www.ourfutures.net/pages/remotework_journey

 

今回は、開催地・広島だけでなく、岡山、山口、そして島根からも参加者が集まり、“中国地方版リモートワークジャーニー”となりました。

 

イベントの様子

 

ゲストは「地元で働く」をリモートワークで実現しているサイボウズ松森さんとChatWork重村さん

 

サイボウズ株式会社でセールスエンジニアとして働く松森さんは、今年の4月からリモートワークを始めたばかり。家庭の都合から、地元・岡山に帰る必要がでたため「岡山県で働きたい」という想いを会社に申し出て、半年間の調整の後に、リモートワークを始められたとのことでした。会社からの「否定する理由がない、行ってこい!」という応援を受けて、「自分の思うリモートワーク」を構築中ということで、ご自身でサイボウズ内のモデルケースになるという意気込みを語ってくださいました。

 

ChatWork株式会社の重村さんは、多くのリモートワーカーに支持されているコミュニケーションツールChatWorkの開発エンジニア。エンジニアとして働きたいというキャリアプランと、ご家庭の都合を両立する手段として、20153月にChatWorkに入社されたタイミングから地元・山口でのリモートワークにチャレンジされました。初めは不安も大きかったものの、13か月のリモートワーク経験を通して、すっかりその働き方に馴染んだとのことで、そこに至るまでのナレッジを共有してくださいました。

 

お二人に加え、リモートワークジャーニーの発起人であるソニックガーデン株式会社の倉貫さんも交え、3パターンのリモートワーカーの知見から、「らしくワークスタイル」実現のコツが見えてきました。

 

リモートチームワークの秘訣はオープンな雑談

 

「目の前にいれば、チームのメンバーが今何をやっているのか、どんな状況なのかは目に入ってきやすいですが、リモートワークでは意識して発信していく必要があります。」(重村さん)

 

エンジニアとして働く重村さんのコミュニケーションは分単位のチャットベースで、状況を皆で共有しあうことを心掛けているのだそうです。確かにLASSICでもエンジニアのチャットコミュニケーションは濃密、かつレスが速い!

一方で、そんなにチャットが得意じゃない人はどうしたらいいのか?と疑問も浮かびます。営業部所属の松森さんは、まさにその課題に取り組まれていました。

 

「サイボウズ全体ではサイボウズの提供するツールを使ってオープンに雑談する文化があると思いますが、自分の所属する営業部はあまりチャットを使わないので、リアルな会話がないと存在感がなくなってしまうんです。なので、リモートワークを始めるにあたって、営業部にiPadを置いてもらって、Skypeで接続して自分の働く姿を常時映してもらうようにしました。そうしたら営業のメンバーも通りがかりに覗きに来たりしてくれるようになって、コミュニケーションを取れるようになってきました。」(松森さん)

 

それぞれの仕事の特性にあった「存在感の醸し出し方」を考えていく必要があるということですね。

LASSICでも拠点間で常時接続を行っていますが、確かにモニターに誰か写っていると、手を振ってみたり、コミュニケーションしたくなります。

ちなみに、ChatWorkではオフィス間の常時接続を「どこでもドア」と呼んでいるのだとか。

まさに空間をつないでチームワークを促進する秘密道具ですね!

 

そうした工夫を駆使してお互いの状況を共有していくことで、信頼関係が生まれ、チームとしての生産性が高くなっていきます。その上で重要な観点として、<オープンな雑談>という言葉が浮かび上がってきました。

 

「雑談がなくなると仕事の生産性が上がりそうに思えますが、雑談がないと相手が何しているのかわからなくなって信頼関係が薄れるんです。じゃあ雑談をすると言っても、ダイレクトメッセージでは、他の人から見て雑談しているかわからない。だから、クローズなコミュニケーションはやめよう、と。オープンな場所でチャットすることでリアルと同様に皆が入ってこられる雑談を意識してやるようにしています。」(倉貫さん)

 

確かに、オフィスで雑談をしていると気軽に色々な人が入ってきてくれます。そこからいいアイデアが生まれたり、オフィスの空気全体が居心地のいいものになっていったりしますよね。一方で、同じオフィスにいて話していても、一部のメンバーだけで会議室にこもって話をしているばかりでは、全体の信頼関係は育まれないのではないでしょうか。あの人たちコソコソしてるなーと逆に不信感が生まれることすらあるかもしれません。リモートコミュニケーションは「会議室=関係者を制限したチャットルームやダイレクトメッセージ」にこもる形になりがちなので、意識して会話をオープンな場に出す仕組みが必要なのだと気づきました。

LASSICでもSlack(※)を活用して<オープンな雑談>に取り組んでいます。

たとえば先日の七夕の日には、「願い事書こうぜ!」で盛り上がりました。それぞれの願い事からメンバーの新たな一面が見えたり、業務の状況がわかったり、今まで対話したことのない人とやり取りしたり。

また、最近では、お客様への提案に向けたアイデアを磨き込むために皆でブレスト大会をするような一幕も。普段そのお客様との仕事をしていないメンバーも含めて検討することで、新たな発想が生まれるなど、<オープン>に対話することの力を感じ、さらに意識的に<オープンな雑談>に取り組んで行こうと思いました。

Slack:ビジネス向けチャットツール https://slack.com/

 

地方でのリモートワークは、より“前のめり”な姿勢が求められる

 

地方で働く松森さんと重村さんには、地方にいることのメリット、デメリットもお話しいただきました。

メリットとして「環境の良さ」や、「家族と過ごす時間の質」が挙がる一方で、デメリットとして挙がったのは「得られる情報が少なくなること」。

 

「東京にいると社内で勉強会があったり、昼休みの雑談でたくさんの情報が得られて満たされていたものが、地方に行くと自分からアクションしないと得られなくなりました。そこは自分から取りに行かないといけないと思っています。」(松森さん)

 

「地方にいると情報は必要最低限しか入ってこないので、自ら聞きにいかないと手に入らないなと思います。どれだけ自分が“前のめり”になれるか、が問われます。」(重村さん)

 

これは「地方」だけでなく、東京でのリモートワークや、人数差のあるプロジェクトなど、多対個の状況すべてに通じる話ですね。そのような状況では、個人の主体的・積極的な姿勢がより強く求められるのでしょう。

一方で、いくら個人が“前のめり”でも、手に入るところに情報がないと情報格差は覆せないのでは?という疑問もあります。

そんな疑問に対して、ソニックガーデンの解決方法は「情報はすべてインターネットの中に置くこと」でした。

 

「ソニックガーデンはオフィスをなくし、物理的にものを持つことをやめました。情報はすべてインターネットの中にある、という状態。東京だから情報が集まる、なんてことはなくて、インターネットに長くいるやつほど情報を多く持てる、というところまで徹底しました。」(倉貫さん)

 

本当に一人ひとりがバラバラの前提で、オープンな仕組み。そうであれば、東京も地方も何も変わらない…そんな形がこれからの働き方なのかもしれません。

そんな未来の働き方に向けて、“前のめり”に働いて個の力を高めていく。地方で働くことには、そんな効果があるのでは?と感じました。

 

「ある程度成長した人には、リモートや地方で働く方が成長のチャンスがあると思います。まず自分がそのモデルになります。」(松森さん)

 

力強く語る松森さん、重村さんの姿は、まさに仕事も家庭も自分らしく挑んでいる「“らしく”ワークスタイル」実践者でした。


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