海外リモートワーク、また始めました【スウェーデン編】-Vol.6
LASSIC広報担当による2回めの海外リモートワーク(&2回めの海外暮らし) in スウェーデンのレポートです。

ペットボトルや缶ごみで臨時収入!?
Hejhej(ヘイヘイ)!
スウェーデンの南、マルメからお届けしている海外リモートワーク通信【スウェーデン編】です。
スウェーデンの、ペットボトルや缶をリサイクルする仕組みがとてもイケています。
買う時に、デポジット(預け金)を払うのです。
デポジット金額はボトルに書かれているのですが、小さいペットボトルや缶が1クローナ(約14円)、大きいペットボトルで2クローナ(約28円)です。

PANTというのがデポジットのこと。
スーパーにリサイクル用の回収機が設置してありますので、空になったボトルを入れると、デポジット返金用の伝票が発行され、それをレジで提示すれば、その分のお金を返してもらえるのです。

スーパーにあるリサイクルごみ回収機

デポジット返金票。これをレジで渡します。
日本でも、自治体の定めた分別に従ってリサイクルごみはリサイクルごみとして捨てているので、どっちみち同じじゃないの?と思うかもしれませんが、家庭ごみ以外のところで回収率向上に役立っているように思います。
それは、外出先でペットボトルや缶が空になる場合です。
デポジットを返してほしい人は、スーパーに立ち寄るか、家に持ち帰って改めてリサイクルしに行きます。
また、街のゴミ箱や道端に捨てた場合には、貧しい人たちがせっせと回収し、スーパーに持って行って現金に変えるのです。
リサイクル回収機の近くで貧しい人に出会ったりすると、そのペットボトルをくれ、と言われたりしますので、あげれば、その人に寄付したことにもなり、ゴミもリサイクルされるわけです。
ちなみに、回収機にはデポジット返金票の発行ボタンととともに寄付ボタン(何への寄付か調べていませんが)もあり、どちらか選べるというのもイケてますね。

緑がデポジット返金票発酵ボタン、黄色が寄付ボタン。
先日少しドイツに立ち寄った際も、せっせとゴミ箱を回って缶などを集めている人たちがいましたので、きっと他の欧州諸国でも採用されているのでしょう。
すでに払ったお金が戻ってくるだけなのですが、何だか臨時収入を得た気分になります。
そんなわけで、寄付してもいいかな、という気にもなるのが面白いところです(笑)。
スーパーにとっても、デポジットを返してもらいに行く時の「ついで買い」なども期待できて、回収を代行するメリットもありそうですね。
Hej då(ヘイ ドー)!
※Hejhej(ヘイヘイ)!=Hi!子供大人男女問わずに使う挨拶の言葉。同じくよく使われる「Hej.」よりフレンドリー。
※Hejdå(ヘイドー)!=バイバイ!

コーヒーのプラスチックの蓋に日本語の「プラ」の文字。なんだかうれしい。
(広報担当:櫻井真由子)
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