テレワーク・リモートワーク総合研究所

テレリモ総研

ハンバーガーメニュー

記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1077名

調査期間:2020年9月1日〜9月4日

オフィスまで満員電車に揺られて、たどり着く頃には仕事をする前からヘロヘロ……おまけに帰りも同じように電車に揺られなければならないのですから、おそらく時間を消費するだけでなく、知らず知らずのうちにストレスも抱えてしまうのではないでしょうか。それを裏付けるように「テレワークの良かった点をお知らせください」というアンケートでも「通勤によるストレスがなくなった」と答えている方が非常に多かったようですね。

グラフ表

テレワークに切り替えたことで、精神的にも時間にも余裕ができたのは何より。ですが、ここで気になるのはテレワーカーのみなさんは、今まで通勤に使っていた時間をどのように活用しているのか、ということ。空いた時間でプライベートを充実させているのか、より多くの時間を仕事への情熱に傾けているのか……案外SNSを開く時間が増えてしまったり!? そんな通勤時間がなくなって、使える時間が増えたテレワーカーのみなさまを対象に浮いた時間で何をしているのか、アンケート調査を行ってみました!

浮いた時間の使い方は人それぞれ?

上記の通り、テレワーカーのみなさまを対象にして「減った通勤時間の代わりにしていることをお知らせください」というアンケートを取ってみました。その結果は以下の通り。

グラフ表

家にいるからこそ、家事に費やす時間が増える!?

最も多かったのは「家事」という回答で、ほかにも育児や介護を含めると約4割の方が「家庭のこと」に時間を充てているという結果となりました。仕事をしていると回答された方は約2割にとどまっており、プライベートに時間を費やす方が多いようです。しかしながら、「テレワークの悪かった点をお知らせください」というアンケートでは、「仕事とプライベートの区別ができない」という回答が最も多く、時間の使い方の選択肢が広がる一方、オンオフの切り替えが重要となりそうです。

グラフ表

さらに、仕事と家事の両立について以下のようなアンケート結果が出ています。

Q.仕事と家事の両立ができていますか? お知らせください。
グラフ表

「どちらかといえば両立できている」「両立はできている」という回答が過半数を占めました。オフィスに出勤していた時には「週末にまとめてやろう」「早く帰れた時にやろう」と溜めてしまいがちだった家事も、通勤時間がなくなったことでこまめに消化しやすくなったのではないでしょうか。

SNSの開きすぎにご用心!

家事に次いで多かったのはSNS関連。これらは周囲に人の目が少ない関係上、パソコン上やスマートフォンでSNSの画面が開きやすいということが強く関係しているのではないでしょうか。TwitterなどのSNSには多くの情報が点在しており、なかには仕事の役に立ち情報も落ちているのは事実ですし、情報収集の一環として通勤時間をSNSのチェックにあてるというのは決して無意味な時間の使い方ではないでしょう。ですが、あまりSNSに没頭するあまり仕事に影響が出てしまう可能性もゼロではありません。中毒性も高いので、時間を制限するなど開きすぎに注意しながらうまく付き合っていく必要がありそうです。

スキルアップやプライベートの充実などにも!

今回のアンケートでは、減った通勤時間をスキルアップや趣味の時間に充てていると回答された方も多くみられました。

英語や資格の勉強をしていたり、ビジネス書を読んでいたりと自身のキャリアやスキルを高める努力に充てている方がいたかと思えば、小説や漫画を読んだり、ゲームをしたりといったプライベートを充実させている方もいらっしゃるようです。

浮いた時間はそれぞれのライフスタイルを補う時間!

アンケートの結果から浮かび上がってきたのは、家事やSNS、仕事のほかにも、スキルアップや趣味の時間など浮いた時間の使い方は三者三様ということでした。例えば、仕事と「家庭のこと」とを両立させるのは大変ですが、帰宅後休む間もなく家事を行う……といった状況を改善する一助となっているのではないでしょうか。それは、ほかの回答でも同様でテレワークに切り替わったことで、これまで通勤に費やしていた時間を自分なりのライフスタイルに合わせて使えるようになった方は多いようです。。

仕事のクオリティを高めるもよし、気分転換に使うもよし、家族と過ごす時間を増やすのもよし……ぽっかり空いた通勤時間を有効活用して、より充実したテレワークスタイルを探って行けそうです! この記事を読んだみなさんも、ぜひ空いた通勤時間を使って、新しいスタイルを探してみてはいかがでしょうか!

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/
・ライター、メディア、新聞社の強い味方
・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワークリモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査
・ご要望に合わせて設問の用意可能
・運営:株式会社LASSIC(ラシック)
・イラスト:ねじまきデザイン製作所

おすすめの記事

左矢印
右矢印

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査

調査結果のレポートをメディア運営の会社様に限り、無料でご提供いたします。
ご利用にはいくつかの条件がございますので、詳しくはお問い合わせください。

new

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2025年8月版

リモートワーク、ハイブリッドワーク、そしてフル出社。働き方の多様化が進む中、それぞれに利点と課題が見えてきました。ビジネスパーソンは今、どんな働き方を理想と感じているのでしょうか。

本調査では3つの働き方のメリット・デメリットを徹底分析。
さらに、秋の仕事中に感じる「季節の楽しみ」や、老後の働き方、勤務中の雑談意識、理想のリモート生活など、15の設問から市場のリアルな声をまとめました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1004
調査実施期間:2025年8月26日〜8月29日

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2025年5月版

リモートワークの浸透により、「働く意欲」や「上司との関係」、そして「家庭とのバランス」にどんな変化が起きたのでしょうか。
変化の渦中にいるリモートワーカーたちのリアルな声を追いました。

会社で働く意欲の変化、上司との関係のあり方、リモートワークによって向上したスキルや能力、働く場所や住環境の変化、さらに「子育て」や「家族関係」への影響、新しく習慣になったこと、など、全15問で市場の実感をデータ化しました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1005
調査実施期間:2025年5月23日〜5月28日

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2025年4月版

オフィスに通わない働き方が広がり、「お金」と「生活スタイル」も静かに変わり始めています。
服装、食事、健康、そして貯蓄。
リモートワークがもたらした“お金とライフスタイル”のリアルを掘り下げました。

リモートワーカーの収入や貯金事情、仕事着にかけている金額、愛用ブランド、在宅勤務で気づいた「これはまずい」と思う所作、日々の健康法として取り入れていることなど、全15問にわたり市場の声をデータでまとめました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1003
調査実施期間:2025年4月8日〜4月16日

お問い合わせ