2025年11月15日
リモートと出社、秋の楽しみ方に違いは?1,004人の調査で分かった意外な実態
記事の調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,004名
調査期間:2025年8月26日〜8月29日
待ち望んだ秋!ワーカーはどこに「季節の楽しみ」を見つけるのか?
この夏、都内では例年と比べて「ミンミンゼミ」や「アブラゼミ」が少なかったそうです。
例年より気温が高く雨量が少なかったことで、幼虫が羽化できず土中で力尽きてしまうことが多かったからなのだそうです。
そんな暑い夏が終わり、ようやく秋が来たと思ったら、一気に冷え込み、秋めいた服装をする暇もないほど。10月にも関わらずダウンジャケットを羽織る人も見かけました。
かと思えば、日中はまだまだ日差しに強い暑さを感じるなど、日本の大切な四季が曖昧になってきたと感じる近年です。
猛暑を乗り越え、きっと多くの人が待ち望んだであろう「秋」の到来。ワーカーの皆さんはどのように「秋らしさ」を楽しんでいるのでしょうか。
今回私たちテレリモ総研は、全国のワーキングパーソン1,004名に対して、「仕事中に感じる秋の楽しみ」に関する調査を実施しました!
ランキング1位は、猛暑だったからこそ・・・!?
「秋の仕事中に感じる『季節の楽しみ』は何ですか?(複数回答可能)」 とお尋ねしたところ、以下のような結果となりました。
最も多かった回答は「快適な気温で仕事できる(44.2%)」でした。
調査を実施したのが、酷暑が続く8月でしたから、待ち遠しい思いでこの回答を選択した方も多かったのではないでしょうか。
続いて多かったのが「季節の食材を使ったランチ(23.2%)」、「自宅で季節の味覚が楽しめる(20.9%)」といった、食にまつわる回答でした。「食欲の秋」が表れていますね。
男性は出社ランチで、女性は在宅ランチで、秋を取り入れる
先ほどのアンケート結果を男女別・勤務形態別に見てみると、面白い傾向が見えてきました。
男性ではフル出社する人の数値が高く、女性ではフルリモートする人の数値が高いという、真逆の結果となっています。
男女で秋の味覚を楽しむランチ事情が異なることがわかりました。
秋服を楽しむのは在宅の女性ワーカー!
「秋の服装を自由に楽しめる」という項目でも、性別・勤務形態による差が見えました。
女性はフルリモート、フル出社ともに数値が高く、全体的に身だしなみで季節感を楽しむ傾向が強いことがうかがえます。
出社層より在宅層のほうが若干高い数値となったのは、服装の自由度が在宅のほうが高いからなのかもしれません。
一方で男性のフルリモート層は8.5%。男性は、在宅となると服装に関してついつい油断しがち(?)な のでしょうか。
運動の秋、読書の秋。出勤形態から見る実態は……?
昔から秋は「スポーツの秋」「読書の秋」など、様々な活動と結びつけて語られることの多い季節です。
そこで今回の調査には、運動習慣や読書についての選択肢を組み込みました。
これまでテレリモ総研が行った別のアンケートでは、運動不足を理由にオフィス勤務やハイブリッド勤務を選ぶ人が多かったこと、また、出社層は通勤時間があることから、「運動習慣」「読書やインプットの時間が増える」と回答するのは、出社層が多いのではないかと予想していました。
しかし、回答を勤務形態別に集計してみたところ、その結果は意外なことに。
なんと「運動習慣(休憩時間に散歩や勤務後のヨガなど)」と「読書やインプットの時間が増える」を選択した人が、ともにフルリモート勤務のほうが多かったのです。
かつては通勤中や休憩時間を読書時間にしている人がよく見られましたが、隙間時間の多くがスマホを通じたさまざまなコンテンツに費やされる昨今、そもそも本を読むという習慣自体が減ってきていることを示しているのでしょうか。
「冬」についても調査予定!<働き方×季節>を紐解きます
アンケート実施前は、外出を伴う出社層のほうが「秋らしさ」を楽しんでいるのではないかと予想していました。
しかし、『紅葉』『季節の草木』に関する回答は、出社層・リモート層ともにほぼ同程度であり、勤務形態による差は見られませんでした。
一方、「食」「服装」に関することには男女差があること、また、「読書」や「運動習慣」については、リモート勤務のほうが「秋の楽しみ」としていることも分かりました。
予想を裏切る面白さがあった今回の調査。
テレリモ総研では、「冬」をテーマにした調査も実施予定です。
どうぞお楽しみに!
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