
2025年3月14日
2025年の新常識!仕事で成果を出せる働き方とは?出社、それともリモートワーク?「どの働き方が一番成果を出せるのか」調査結果を大発表!
記事の調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1001名
調査期間:2024年4月26日〜4月30日
これまで、労働と出社は切っても切れない関係にありました。
ですがこの数年で働き方改革が推進され、多くの企業が多様な働き方を取り入れ始めています。
画一的な勤務形態だけではなく、個人の特性や業務内容に合わせて、労働環境を柔軟に選択できるようになってきたのです。
たとえばフルリモートワークの導入により、働き手は通勤時間や人間関係のストレスから解放され、集中して作業できる環境を整えられるようになりました。
集中したいときは在宅、チームでの意見交換などが必要になったときは出社する、ハイブリッドワークも注目を集めています。
そこで気になるのが、「どの働き方が一番成果を出せるのか」ということ。
どれだけ理想的な労働環境に見えたとしても、成果が出せないのでは本末転倒ですよね。
今回は「最も成果を出せる働き方」について調査してみました!
時代は今ハイブリッド? 最も望まれる働き方とは!
ワーキングパーソンのみなさんに、「あなたが、最も仕事の成果を出せる働き方は、次のどれですか? 週5日勤務だとしてお答えください」と聞いた結果は下記の通りです。

選択肢としては「100%出社」「週1日~4日リモートワーク」「100%リモートワーク」の6つ。
この中で「100%出社」でこそ最も成果を出せると答えたのは、全体の15.2%に留まるという結果に。
一方、日数の差はあれど、リモートワークを導入した方が成果を出せると答えたのは、全体の74.8%でした。
ここで注目すべきは、「リモートで働くなら、週5日のうち何日間を在宅で過ごすべきか」という部分。
週5日の勤務日のうち、何日間リモートで働いた方が良いかについては、目立った差は見られません。100%リモートで働いた方が良いと答えた人も全体の19.3%でしかなく、実に65.6%ものワーキングパーソンが出社と在宅を組み合わせたハイブリッドワークに魅力を感じているという実態が見えてきます。
たとえ週1日であったとしても、リモートワークを導入することで心身がリフレッシュされ、高いパフォーマンスを維持できると考えた人が多かったのかもしれませんね。
続いては年代別のアンケートを見てみましょう。

この結果を見る限り、どの年代でも「100%出社した方が良い」と回答した人は15%程度に留まっているようです。
その傾向が顕著なのが20代。「100%出社」と回答したのが全体の13%なのに対し、フルリモートを希望する割合がどの年代よりも多い24.0%となっています。
デジタルネイティブ世代である20代は、オンラインでのコミュニケーションや業務に抵抗が少なく、リモート環境への適応力が高いのかもしれませんね。
続いて、男女別に分けたアンケートではどんな違いが生まれるでしょうか?

男女ともに、何らかの形でリモートワークを取り入れたいという希望はあるようです。
男性の場合、出社をメインに考えている(週1日、もしくは週2日をリモートにしたいと考えている)層が37.3%なのに対して、女性は28.8%と大きな差が生まれています。
特に注目すべきは「100%リモートワーク」を希望する人数の違い。男性17.4%に対し、女性は21.3%という結果になりました。
この結果を見てみると、男性は出社がメインのハイブリッドワークを希望していますが、女性はリモートをメインにしたいと考える傾向にあるようです。
この傾向の背景には、日本における家事・育児の負担が依然として女性に偏っている現状があり、リモートワークの方が仕事と家庭を両立しやすいためと考えられます。加えて、出社不要による身支度の手間軽減も要因の一つかもしれません。
より多様な働き方を選べるように、企業側も柔軟な姿勢を
アンケートの結果、多くのワーキングパーソンが、何らかの形でリモートワークを取り入れた方が成果を出せると考えていることがわかってきました。
特に20代の若年層…経済的にもまだ不安定な若者にとって、都心から離れた場所に住み、家賃などの生活費を抑えることが可能なリモートワークは、魅力的な働き方のひとつでしょう。
また女性にとっても在宅勤務は大きな魅力です。結婚や出産といったライフイベントでキャリアが途切れる不安を取り除くことができれば、「この会社で働き続けたい」という思いは強まるはず。
年々労働人口が減少し続ける中で、企業にとって若手人材の確保は何よりも優先すべき課題のひとつです。
女性が安心して働ける環境を整えれば、多様な人材の活躍が促されます。その結果、企業は社会や顧客の変化に柔軟に対応でき、競争力の向上にもつながるでしょう。
多様な人材が活躍できる環境を作るため、リモートワークの導入は、現代の企業にとっては、もはや必須と言えるかもしれません。
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