2023年8月9日
アフターコロナ、お祭り解禁!人生で一度は体験してみたい夏祭りは?
記事の調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳〜65歳のワーキングパーソン男女1068名
調査対象:2023年7月14日〜7月18日
日本の夏のイベントといえば、海やプールでの涼しい水遊び、流しそうめん、賑やかなお祭り、華やかな花火大会、バーベキューなど、様々なイベントが思い浮かぶのではないでしょうか。 ここ数年、コロナ禍で夏のイベントは中止が相次ぎ、お祭りなどの賑やかな光景から遠ざかっていました。 しかし、マスク着用など規制が緩和された2023年は徐々にイベントも再開し、各地で以前のようなお祭りが復活しています。今回の記事では、アフターコロナのお祭り開催状況に迫りながら、人生で一度は体験してみたい夏祭りについて調査を行ってみました。
人生において一度は体験してみたい夏祭り1位は!?
各地で開催が決定している伝統あるお祭りから季節を感じる七夕祭りまで、代表的な夏祭りをピックアップし、「人生において一度は体験してみたい夏祭り」について、選択式でアンケートを行ってみました。
アンケートの結果は以下の通りです。
最も多かったのは、知名度の高い青森県の「青森ねぶた祭り」で36.0%、2番目に多かったのは、京都の「祇園祭」で27.3%、3位は宮城県の「仙台七夕まつり」で9.6%でした。反対にアンケートの回答の中で最も少なかった鳥取の「しゃんしゃん祭り」は0.7%と、国内人口が最も少ない鳥取は、お祭りの知名度も低く、支持が1番少ない結果となりました。
老若男女問わず浴衣を着て楽しめるお祭り、上位に選ばれたそれぞれのお祭りの魅力に迫っていきたいと思います。
1位「青森ねぶた祭り」
約400年以上の歴史を持ち、青森の夏を象徴するお祭りとして親しまれています。繊細な彫刻や美しい絵が描かれている約3~5メートルの高さがある巨大なねぶた(屋台)を参加者が持ち上げて踊りながら練り歩き、その力強い音楽と迫力ある姿が見物です。最終日には大曲の花火大会が行われ、大きな花火とねぶたのコラボレーションが見どころとなります。
2位「祇園祭」
平安時代から始まったとされ、数百年の歴史を持つ伝統行事です。祇園祭の中心的なイベントである「山鉾巡行」では、それぞれの山鉾が祇園町を練り歩き、舞踊や伝統的な楽器の演奏が披露されます。地元の町内を芸舞妓さんたちが美しい着物姿で舞台に立ち、見物客を楽しませます。
3位「仙台七夕まつり」
古くからの歴史を持ち、江戸時代に始まったと言われています。このお祭りは、織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡り会えるという日本の伝説に由来しています。お祭りでは、色とりどりの短冊に願い事を書いて笹竹に飾り、神聖な天の川の一部を再現する装飾が行われます。仙台七夕まつりの期間中には、太鼓演奏や踊り、パレードなどのイベントも開催され、多くの観光客が訪れます。
こうして見てみると上位に選ばれたお祭りは、古くからの長い歴史があるため、地域の伝統として根付き、地元住民からの愛着が強く、知名度が高い人気の一因となっているようです。
知名度は最下位も、注目の「しゃんしゃん祭り」
惜しくも最下位となってしまった鳥取県のしゃんしゃん祭りは知名度こそ低いものの、地域ならではの独自性や魅力がいっぱい詰まった鳥取市内最大の伝統的な夏祭りで、夏の風物詩として知られています。鳥取しゃんしゃん祭りの魅力の一つは、何といっても50年以上続けられている華やかな「一斉傘踊り」です。傘には、竹で組まれた骨組みに和紙を張り、砂丘をイメージした赤や日本海をイメージした青で塗られ、金銀の短冊で飾られています。 骨の中には鈴が取り付けられ、踊りの要所で「しゃんしゃん」と鈴の音が響く光景が特に魅力的です。その魅力と言えば、ギネス世界記録として認定されたほどです。
また、一斉傘踊りが行われる前日または翌日には、鳥取県東部の一級河川である千代川において「鳥取しゃんしゃん祭り」のフィナーレを飾る、約5000発の花火が打ち上げられ夜空を華やかに彩ります。
節度を守りつつ、夏祭りを盛り上げよう!
4年ぶりに各地で開催されるお祭りでは、コロナ期間の自粛で蓄積された我慢が堰を切ったように観客が殺到し、過去の記録を塗り替える人手で賑わっているようです。
一方で、新型コロナの感染者数は第9波への懸念が広がっているため、自身の体調を最優先に考え、無理をせずに行動することが大切です。人の密集する場所ではマスクを着用するなど、感染リスクを低減する自衛策をしっかりと取りながら、各地で再開されるお祭りを楽しみたいですね。
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