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2020.07.27 リモートワークコラム

「勤務地はご自宅です」、企業の求人も新しい生活様式に!?

企業の求人に変化?

 政府が「新しい生活様式」を公表して早数か月。テレワークを前提とした求人が増えているのをご存知ですか?

夏のボーナスをもらってから転職したい、と考える人は多いようで、6月以降の数か月は転職市場が活発になります。

もし、あなたが転職活動をするとしたらどんな条件で選びますか?

経験が活かせる、将来性がある、ビジョンに共感できる、社員の人柄が良さそう、福利厚生が整っている etc…

もちろん、何を重視するかは人によって異なると思いますが、仕事探しの条件を選択する際に必ず選択する項目として「勤務地」が含まれてはいませんか?

これまで、企業選びは通勤圏内であることが大前提、どんなに魅力的な企業でも通えないのであれば候補になることはありませんでした。しかし、それが今変わりつつあります。

勤務地をオフィスに限定しない「テレワーク採用」が増えているんです!

時間や場所に依存しない働き方のメリット

 テレワークというと、育児・介護に携わる社員など一部の人のため制度というイメージが強くありました。しかし、実際はそれ以外の人にとっても十分メリットとなりうるのです。

例えば、代表的なものが「通勤ストレスからの解放」「時間効率性の向上」です。

在宅勤務は体を動かす機会が減り、不健康に陥りやすいという意見もありますが、通勤時間に費やしていた朝の一時間をジョギングやヨガ、ストレッチなどに充てることで、これまでよりも運動の質を高めることも可能です。

有効活用できる時間が増え、業務生産性も向上できるテレワーク。コロナショックを経て、自分や周囲の身を守る働き方であることも証明されつつある今、希望する人が急増しています。

テレワークを推進する企業が有望な理由

 個人メリットが大きいように見えるテレワークですが、企業にとっても大きなメリットがあります。

出社する社員が減ることで、「3密なオフィス」を回避するための新たな設備投資などが不要となる他、事業拡大に伴うオフィス拡張や、日々の消耗品といった必要経費が削減できます。

時代の先を読み、すでにこのような対応を始めている企業に対しメディアも大きな関心を寄せています。

なぜなら、支出を抑えることで捻出した利益をもとに積極的に事業投資できるなど、成長企業となる見込みが高いからです。

また、柔軟な働き方を認めることで優秀な人材の確保やリテンションにつながったり、有事の際の事業継続性の確保といった面でも利点があります。

ウィズコロナ・アフターコロナ時代においては、変化を恐れず、環境に適応し続けられるかどうかが企業の将来性を計るカギとなるのかもしれません。

働き方も新しい生活様式に寄り添う時代へ

 テレワークはコロナ自粛に伴う働く場所の一時的な避難としてではなく、新しい生活様式に寄り添う働き方として、成長企業は注目しています。

もしも、あなたが現在転職を考えているのであれば、希望勤務地「自宅」と伝えた際、喜んで希望を聞いてくれる企業の求人を探してみてはいかがでしょうか。

採用担当者「希望する条件はありますか?」
転職希望者「在宅勤務を希望しています。
採用担当者「在宅勤務ですね。よろしければ、在宅勤務で活躍している先輩社員と話をしてみませんか?」

テレワーク採用を進める都内の大手システム開発B社の面接では、すでにこんなやり取りがされています。

個人だけでなく、企業や組織がテレワークのメリットを再認識し始めたことにより、世界的なニュースタンダードとなる日は近いかもしれません。

転職の際は、勤務地の条件に「自宅」を追加してみませんか?


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