LASSIC Media らしくメディア

2017.10.16 地方創生コラム

東京から地元へ。Uターン転職のメリットとデメリット

Uターンの車窓

東京から地元へUターン転職するかも!?そんな時に知っておきたいメリットとデメリット

親元を離れ、東京で暮らして年月を経て・・・、東京での暮らしは何不自由なく、すっかり「東京の人」になっていたけれど。

「長男だから」「親の体調が優れず」「妻の希望で」「育児の環境を考えて」「地元を元気にしたい」「東京での生活に疲れて」・・・etc.

この記事をご覧の方は、何かのきっかけで「東京から地元へUターン転職しようかな?」「しなくては」といった心境にある方でしょう。

でも、東京へ出てくる時、それが人生の一大イベントだったことを覚えていますか?

同じように、東京を離れて地元に帰る、というのも想像以上に大変なのです。

特に、家族を抱えている方は、背負うものが多く、真剣に考えなくてはいけないことが盛りだくさんです。

きっと、「何から始めたらいいのか」「そもそも地元に仕事があるの?」といった悩みや心配をはじめ、頭に「?」のつくこと、想像できていないことがたくさんあるでしょう。

そこで、実際に東京から地元へのUターン転職を体験した「Uターン転職の先輩」の声を参考に、東京から地元へUターン転職する際のメリットやデメリットについて考え、これからの準備に役立てていきましょう。

そもそも東京での生活ってどう?

地元へのUターン転職のメリット・デメリットよりも、まずは、今の東京での暮らしについて良いところ、悪いところを整理してみましょう。

東京都が2016年11月に発表している「都民生活に関する世論調査」の結果を見てみると。

都会の風景

「東京に今後もずっと住みたいと思うか?」の問いに、80%が「住みたい」と回答し、「住みたくない」の10%を大きく上回りました。

その理由を掘り下げると、

「東京に住み続けたい理由」

1位 交通網が発達していて便利だから 76.9ポイント

2位 東京に長く暮らしているから   47.9ポイント

3位 医療や福祉などの質が高いから  31.6ポイント

4位 文化的な施設やコンサート・スポーツなどの催しが多いから 23.5ポイント

5位 東京が好きだから        16.0ポイント

という結果で、主には物理的な環境が優れている点が評価されているようです。

反対に「住みたくない」理由には、

「東京に住み続けたくない理由」

1位 人や車が多すぎるから      60.0ポイント

2位 生活費が高いから        53.3ポイント

3位 住宅が狭い・密集しているなど住宅事情が悪いから  42.2ポイント

4位 通勤・通学ラッシュがひどいから 27.2ポイント

5位 緑や公園などの自然が少ないから 18.9ポイント

 

という結果になり、精神的なストレスや生活コストへの負担などが問題視されているようです。

実際に、地方出身の方々に話を聞くと

「車がなくてもいろいろなところに行きやすい」

「テレビで見るお店にすぐ行ける」

「好きなバンドのコンサートに行きやすい」

「新しいお店をすぐに開拓できる」

など、東京都の調査と似た回答が返ってきました。

そんな住みやすい東京を捨てて「地元にUターンする」ことを考えている方は、きっと止むに止まれぬ事情があるのではないでしょうか。

首相官邸が発表した「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」の結果を見ますと、

「地方に移住したいと思ったきっかけ」は、

10~30歳代の女性は、「結婚」「子育て」が上位を占め、男性では、女性と同じく「結婚」や「子育て」に加えて、「転職」「親族の介護」が主なきっかけとなっています。

一方、

「スローライフを実現したいから」

「家族・知人など親しい人がいるから」

「食べ物や水、空気が美味しいから」

といった回答も多くを占めています。

Uターンの不安、デメリットに迫る

Uターンの不安、デメリットのイメージ

そうした中、地元へのUターンの足かせ、デメリットにもつながる「Uターンの不安」について、同じく首相官邸発表の資料を見ると、

「働き口が見つからない」

「給料が下がる可能性」

「公共交通の利便性」

「日常生活の利便性」

などが不安という意見が多いようです。

実際にUターン転職をしたLASSICの社員に「Uターンを考えた時の不安」についてインタビューすると、

Tさん

40代前半 Uターン時の年齢30歳 Uターン時の家族構成 妻・息子(4歳)

・自分のスキルを活かせる仕事があるのか心配だった

・都内で車を運転していなかったので車通勤が心配だった

Hさん

30代前半 Uターン時の年齢26歳 Uターン時の家族構成 独身

・会社が電車の駅から遠く、バスの本数も少なかったので車通勤が不安だった

Sさん

30代後半 Uターン時の年齢31歳 Uターン時の家族構成 独身

・IT企業の求人はあるものの、地元採用ではなく首都圏からの転勤が前提の会社ばかりだった

Yさん

30代後半 Uターン時の年齢35歳 Uターン時の家族構成 独身

・30歳代半ばで受け入れてくれるIT関連の企業があるか不安だった

・実家の両親との生活で息が詰まらないか(結婚しろ!等うるさく言われないか)

など、やはり「働き口」「交通の利便性」に不安を感じていたようです。

では実際に、これらの不安が的中して「デメリット」と感じたのかを聞いてみると・・・

「地方を元気にすることをスローガンに掲げるIT企業と出会えた」

「スキルを活かしつつ、ワークライフバランスを保てる仕事に就けた」

「東京とは車事情が全く違っていて運転しやすく、すぐに慣れた」

など、Uターンの不安=デメリットにはならなかったようです。

ただし・・・

「東京の有名なお店には旅行した時に行くしかない」

「好きなバンドのコンサートも近くの都市へ1泊旅行前提・・・」

「おしゃれなお店やおいしいレストランはあるにはあるが、数が少ない」

「ショッピングに行くのはイオンモールばかり」

という声も。

ですので、

「いろいろなお店でショッピングしたい!」

「好きなバンドのコンサートには気軽に行きたい!」

「グルメ三昧が生きがい!」

というような方には、Uターン転職はおすすめできません。

東京からUターン転職して良かった!メリットとは?

Uターンのメリットイメージ

最近では、地元ではないけれども移住する「Iターン」や、地元・実家の近隣都市に引っ越す「Jターン」が増え、各地方自治体の発表でも、転出より転入が上回る自治体も増えて来ています。

では、東京での生活よりも地方を選ぶことのメリットって何があるのでしょうか。

マイナビ転職による「Uターン転職に関する実態調査」の結果を見ると、

Uターン転職後に満足していること

という調査結果があり、先ほどの、実際にUターン転職をしたLASSICの社員へのインタビューでは、

Tさん

・自分が生まれ育った街に貢献している実感があり、働くモチベーションになる

・豊かな自然から「癒やし」をもらって、心穏やかに働ける

・伸び伸びとした子育てができる

Uさん

・通勤の苦痛から解放される

・電車遅延のストレスからも解放される

Sさん

・運転に慣れたことで週末の行動範囲が広がった

Yさん

・以前は年3回しか会えなかった家族と、毎日顔を合わせることができて安心

・瀬戸内の美しい風景の中、趣味の自転車が楽しめる

といった声が聞こえ、地方ならではの生活、地方ならではの楽しみによって、人生が充実するようです。

いかがでしょう。

東京を脱出して、地元(地方)へのUターン転職を考えはじめたあなた。

Uターン転職に興味をお持ちでしたら、一度、LASSICの中途採用情報にもご注目ください。

LASSICは、「~鳥取発~ITで、地方創生」をスローガンに掲げ、現在、仙台から福岡まで8都府県に拠点があり(2017年10月現在)、これからも全国に拠点を展開して行く予定です。

今は拠点がない地域でも、あなたの力で拠点を作ることができるかもしれません。

「地方に移住したけど、やっぱり東京に戻りたい!」という方には、東京勤務への異動も可能ですし、プロジェクトによっては、東京へ出張する機会もあります。

●新卒・中途採用情報はこちら
http://www.lassic.co.jp/recruit/

「東京からUターン転職」についてのご相談もお気軽にどうぞ!


View